高級賃貸が注目される理由 - 高級賃貸・タワーマンションのアライバル

高級賃貸が注目される理由

近年の賃貸市場の拡大

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高級賃貸物件は昔からありました。
場所は青山や麻布といった港区の高級エリアが中心となっており、広さは100~150㎡ほどの家具付きのマンションです。
ほとんどが外資系企業に勤める外国籍の方向けでした。
いわゆるサービスアパートメントと呼ばれるものです。 日本人の入居者は少なく、戸数も多くありませんでした。

ところが、ここ数年で状況は一変。「六本木ヒルズレジデンス」(2003年4月竣工・793戸)や「東京ミッドタウン」(07年5月竣工700戸)に代表される、 大規模な高級賃貸マンションが次々に登場し、市場規模が拡大しています。

不動産経済研究所の07年11月の調査では、月額賃料30万円以上の住戸を含む高級賃貸マンションの戸数は、 都区全体で208物件、1万8290戸(前回05年4月06年11月の調査では161物件、1万 2050戸)。
そのうち月額賃料100万円以上の住戸を含む超高級マンションは、41物件、5240戸(前回調査時31件3168戸)となっており、 今後もさらなる伸びが予想されます。

分譲物件に見劣りしない設備・仕様とサービス

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これだけ供給戸数が増えても、入居者は増加傾向にあります。
数年前では考えられないことでしが現在は、人気の物件は100万円以上の家賃設定でもすぐに埋まってしまいます。

こうした背景には、不動産神話の崩壊があるでしょう。価格が上がり続けていた時期は、資産運用の面で物件を購入するほうが有利でした。
高い家賃を払って暮らすのは、一時的に日本に滞在する外国籍の方くらいでした。

一方、物件の質が向上したことも大きな要因です。
設備・仕様のグレードは確実にアップしているといえるでしょう。超高級クラスの物件では、ホームパーティーにも対応できるような外国製のキッチンを入れている例もあるほどです。
また賃料30万円クラスの物件でも、浴室乾燥機やIHクッキングヒーターなど、分譲物件と同等の設備・仕様が装備されています。

さらにタワーのような大型物件では、フロントサービスを採用するなど、ソフト面の充実を図っているケースも増えてきました。
賃貸でも分譲を上回る高級感や快適さを求められる点が、借り手の心を動かしているといえるでしょう。

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