ファーストリアルタワー新宿の構造躯体に採用したコンクリートは、自然災害に強い優れた強度と耐震性と併せて、
長期間に渡って躯体の大規模補修を必要としない優れた耐久性が特徴です。
コンクリートの乾燥などによる収縮やひずみによる建物の劣化を抑え、万が一の大地震の際にも被害を最小限におどめる、
「およそ100年の耐久性(※1)」を目指した耐久設計基準圧縮強度「30N/mu〜80N/mu」のコンクリートを使用しています。
ファーストリアルタワー新宿の柱・コア壁・梁・床などの構造躯体の一部は、あらかじめ工場において高度な技術を駆使し、 厳重な品質管理のものに制作しています。それを現場サイドで積み上げる工法を採用。品質が均一であると共に信頼性に優れています。
本物件に使用している鉄筋は、一般のマンションに比べて約1.4倍の強度をもつ高強度鉄筋を採用。 さらに、約2.6倍の強度を誇るフープ筋によって補強しています。 この帯筋は横方向の力に対して有効に働き、地震時の粘り強さに定評があります。
住戸間の界壁には、石膏ボードと軽量鉄骨下地の組み合わせた高い耐火性・遮音性を実現するスタッド構造を採用しています。
優れた遮音効果と高い断熱効果もあるパーティクルボードを敷き込み、ベースパネルとの間に緩衝空間を設けた二重構造を採用。 生活音が伝わることを抑制し、プライバシーと快適な室内環境を守ります。また、配管の変更などの将来の間取りの変更にも柔軟に対応できます。
伸びやかな住空間を叶えるため、居室の天井高は約2.5m確保。また、窓辺の開放感が高まる逆梁工法を採用し、ハイサッシュを実現しました。 また、アウトフレーム工法(一部住戸を除く)し、柱型を住戸外に出すことで、住空間を広々と有効に活用することができます。
住戸の窓には、T2(30等級)の防犯性能を備えた高性能サッシュを採用しました。(※2)
(※1)100年の耐久性を目指したコンクリートとは、日本建築学会「建築工事標準仕様書 JASS5」において
「大規模補修不要予定期間としておよそ100年」と想定されている高い強度のコンクリートです。ただし、この100年という数値はコンクリートの耐久性を予測する理論値となっており、
適正な長期修繕計画に基づく維持管理が前提であり、マンションのメンテナンスが100年不要ということではありません。
(※2)建物の構造・音域によって遮音効果は異なります。